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速水もこみちが巡る「ファッション×歴史建築」

東京国立博物館の本館エントランスから撮影は始まった。ダイナミックかつ荘厳な階段から時代を超えたエネルギーを吸収する速水さん。
セーター ¥70,000、パンツ ¥108,000、スカーフ ¥35,000、ベルト ¥68,000、シューズ ¥113,000<すべてEMPORIO ARMANI/ジョルジオ アルマーニ ジャパン Tel.03-6274-7070>

東京でも旅ができる。ここに来て、そう感じた。AM6:00。上野公園内にある「東京国立博物館」は、息を潜めているかのように、ひっそりとしていた。上野といえば、喧騒の街。しかし朝の東京国立博物館は、まるで別世界のような空間が広がっている。

東京国立博物館は、1872年に創立した日本最古の博物館。140年以上の歴史のなかでは、関東大震災や太平洋戦争の影響で、休館を余儀なくされた時期もあった。だが、同館はそのすべてを乗り越え、1938年に日本のテイストを取り入れた建築スタイル「帝冠様式」としてリニューアルした本館をはじめ、いくつもの別館、庭園や茶室なども備えた日本最大級の博物館となった。

今回『GQ』は、重要文化財に指定されている歴史的建築物や現代建築の礎を体感することができるこの場所を撮影の地に決めた。
歴史ある本館の正面を入ると、荘厳な雰囲気が漂っている。吹き抜けのエントランスに、大理石でできた階段。一段ずつ昇っているだけで、贅沢な気分になれる。まるで、ヨーロッパの古い館に舞い込んだような不思議な感覚になる。外に広がるのは、静寂の上野だ。

内側と外界を隔てるもの、そして、身体とその向こう側を結びつける存在──これが建築とファッションに共通する本質だろう。われわれの日常生活に欠くことができない衣と住の関係は、80年代からどんどんその距離を縮めてきている。80年代といえば、最も成功したファッション・デザイナーに数えられるジョルジオ・アルマーニが世界的な名声を得はじめた時代と奇しくも重なる。

では、アルマーニ氏がデザインするファッションを、日本を代表する近代建築とともに撮影するとどのような表現ができるのか。そんなケーススタディをおこなった。ファッションやアートに大いに好奇心を抱く俳優を迎えて。



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